卍氏の著書【馬券裁判】読んでレビューします





先日、僕は初めてギャンブルに関する本を購入しました。

それが卍氏の著書「馬券裁判」です。

世間を騒がせた馬券裁判はその当時ニュースにもなっていましたので、競馬ファンの方は覚えていると思います。

卍氏には非常に興味があり、僕が競輪の必勝ロジック&メソッドを作る切っ掛けにもなった人物です。

 

馬券裁判の経緯も知ることが出来ましたし、なにより、卍氏の考える競馬で勝つ考え方が分かる本でした。

そこで、まだこの本を知らない方に、あまりネタバレの無いように簡単にレビューしてみたいと思います。

第1章 競馬歴について

競馬のド素人の時代から、時を経て、資金が1億円を越えるギャンブラーになっていった過程が書かれています。

ツールとしては、「コンピ指数」「スピード指数」「馬王」などを使い、勝てるロジックに目覚める様が描かれており、ITギャンブルにのめり込む感じが共感出来ます。

卍氏のロジックの原点の始まりでしょう。

スポンサーリンク



第2章 裁判について

外れ馬券は、経費か否か?が争点とされた、競馬ファンも注目していた「外れ馬券裁判」の経緯が書かれており、国税局と戦った卍氏の苦悩の経過が分かります。

そこには、一時所得とするか雑所得とするかの見解の違いがありました。

世間で、一時所得と雑所得の違いを明確に言える人はどの位居るのでしょう?

僕も競輪必勝ロジック&メソッドを確立した時に不安になり、一応調べました。

負け組ギャンブラーには縁が無いかもしれませんが、年間で20万円を越える収入がある人は注意が必要です。

 

「営利を目的とする継続的行為から生じた所得」は雑所得になり、非常に有利になります。

勝ち組ギャンブラーの方は、支払う為のお金を残しつつ、いつ国税局が来てもよいように理論武装しておいてくださいね。

 

第3章 馬券の買い方について

卍氏が「馬王」をどのように使いこなしているかの記述になります。

結構参考になりますね。

僕は競輪で自動購入したいのですが、そのようなソフトは見当たりませんでした。

過去に有ったみたいですが、現在は使えないみたいです。

 

一番の驚きは、P79~P88でした。

・一番勝ったレースの買い目

・一番負けたレースの買い目

・一番勝った日の収支

・一番負けた日の収支

収支が億を越える人の張り方は尋常じゃないですね。(あまり詳しくは書けませんね・・・)

 

そして、「実際の収支の変動」グラフが載っています。

かなり危うい推移をしていますね。

卍氏とあろう人でも、綺麗な右肩上がりのグラフにはならないんですね。

推測するに、卍氏は攻撃型投資だと思いました。

 

僕は競輪でバックテストを行った時は、トータル収支を高めつつ、なるべく綺麗な右肩上がりの収支になるようファクターを調整しました。

綺麗と言いつつもジグザググラフではあります。

この感じは勝ち組ギャンブラーの方には分かると思います。

なぜなら、スランプによりメンタルが耐えられなくなるのを回避することができるためです。

 

確実に勝てるはずのメソッドでも超スランプに陥った時、「このメソッドは、もうダメなんじゃないか?」などと疑心暗鬼になることこそ、要らぬメソッド改造などして右往左往するかもしれないからです。

 

第4章 回収率100%を超えるために

卍氏の競馬戦術の基本的な考え方が書かれています。

ここを完全に取り入れれば、卍氏のロジックになると思います。

ヒデさんのロジックとあまり変わらないなと思いました。

むしろほぼ同じロジックと感じました。

 

競馬を、分析して統計的に攻略したい人は必見だと思います。

 

第5章 億超えを目指すために

主に、馬券購入の為の資金管理の事が書かれています。

安定的に払い戻しを受ける為の購入方法だと感じました。

この購入方法自体は珍しいものではありません。

しかし、資金の守り方が弱いなと感じました。

実際、卍氏は何度も破産の危機を迎えていました。

ここを強くすれば、もっと心に余裕をもった戦い方ができると思いますね。

 

 

馬券裁判を読んでみた」 まとめ

この本を読んで、卍氏と目指すところが本当に一緒だと実感し僕自身の答え合わせとなりました。

卍氏は競馬であり僕は競輪ですが、ロジック自体はほぼ同じと言ってよいことが分かった。

ギャンブルのフィールドが違う為、指標となるファクターも全然違うがITギャンブルとしては、考え方も一緒でしたね。

この本には卍氏のロジックが確実に書かれていますし、メソッドも少し書かれています。

そして、本当にヤル気があればこの本を熟読し、あなた自身のファクターを見つけながらITギャンブルをすれば、卍氏に近づくことは出来るかもしれません。