
ギャンブルにおいて「完全なる攻略法」が存在したとしたら?
って言う話をしたいと思います。
昔のパチンコ・パチスロには結構そんな攻略法がありました。
主に連荘促進打法みたいなものが多く、初当たりにお金や時間が掛かるものが多かったように感じます。
1991年9月に登場したペガサス412には「完全なる攻略法」があった。
ロジック
ペガサス412は通常時に小役の取りこぼしがないように打った場合、設定1でも機械割が105%を超えることが出来る為勝つことが出来る。
(小役目押し無し:26ゲーム/1,000円 小役目押し有り:38ゲーム/1,000円)
メソッド
通常プレー中は小役の取りこぼしがないように、リールの特定の箇所を狙って打つ!
ヒデさんもこの攻略法で1年間ほどウハウハな生活を送ることが出来ました。
パチンコ屋がATMと化していたのです。
その当時のパチンコ屋の設備環境は、台に回転数表示がありませんでした。
BIGとREGの表示があったかは記憶的にあやふやです。
しかし、回転数表示が無かったのは確かなことです。
なぜなら、ヒデさんは100回転毎に台の横にコインを1枚づつ重ねて置いて、現在何回転させているか数えていたのを覚えています。
トイレに行く時もコーヒーを買いに行く時も、切りの良い回転数で行っていました。
その様な時代だったので、連荘ゾーンや引き戻しゾーンも感覚的に遊戯している人がほとんどでした。
今でも覚えているのが96ゲームと128ゲームでのヒットが多く、128ゲームを越えると何時当たりが来るか分かりませんでした。
なので、止め時は128ゲームでした。
・・・が、それを知らない人は100ゲームくらいで止めていってオカマを掘られるのもよくありました。
ペガサス412は全国的に何らかの連荘バージョンで設置されていたようです。
上乗せVer.または、吸い込みVer.または、ダイナマイトVer.などあります。
ヒデさんの行きつけのパチンコ屋は、「上乗せVer.」で緩い連荘が特徴でした。
この目押しをするだけで勝っていける攻略法と気付くのにそんなに時間は掛かりませんでした。
そしてほぼ全員が小役の目押しが出来なかったと思います。
ヒデさんはその当時、「目押し小僧」だったので全ての小役を直視出来ました。
小役狙いの作業が全く苦にならず、むしろ小役が取れる快感がありましたね。
あまりにも毎日勝てるので、ある時収支平均から日給と時給を割り出しました。
会社帰りの4時間稼働で8,000円のプラスでしたので、時給2,000円でした。
休みの日はフル稼働で13時間やっていたと思います。
2週間に1度ほど友人と歓楽街に飲みに行って豪遊し財布の中身を大いに減らしても、平日にコツコツお金を増やしていってまた財布の中身がパンパンになるという生活をずっと続けていました。
もちろん、銀行から給料を下すということがないため、ハイスピードで貯金が貯まっていき中古ではありましたがホンダのプレリュードと言う車を買いました。
小役目押しが出来ない人の勝敗は連荘に頼るしかなく、次第に客付きが悪くなっていき、最終的には全台設定1みたいな営業になっていったのかなぁと思います。
確実なロジックがあれば勝てるという証明的なお話でした。